
中静 透 氏
森林研究・整備機構 理事長
ネイチャープレナーとは、Nature(自然)とEnterepreneur(起業家/事業をつくる人)を組み合わせた造語です。
40億年の地球の歴史の中で、自然環境は大きな転換点を迎えています。
にも関わらず、自然を再生する事業モデルや成功事例はなかなか生まれていません。
私たちは自然領域を担っていく起業家精神あふれる人材のことを「ネイチャープレナー」と呼んでいます。
発掘・支援・育成といった人材育成により、「ネイチャーポジティブ(自然再興)」を目指しています。
守るだけじゃない。変えていく。
自然のための行動が事業となり、経済成長の原動力となる。
持続可能な社会への、新しい選択肢を。
ネイチャープレナーが常識となる、その日まで。
※現在、2026年度の本格的な事業開始に向けて、準備段階にあります。そのため、活動・事業の詳細は、今後変更となる場合があります。
ネイチャープレナーとは、自然を守るだけでなく、育みながら価値を創り出せる人。当然、多様な自然環境や課題に合わせ、事業のテーマもまた多様であるべきです。例えば自然資本再生型の事業創出から、広域サプライチェーンの構築、地域/流域単位でのネイチャーポジティブ推進まで幅広く支援していきます。重視しているのは、科学的知見に基づいた評価や専門的な伴走体制。点での支援にとどまらず、取り組みが経済活動として自立し、持続可能な産業として成長するためのサポートは惜しみません。
豊かな自然と共にある社会をつくるためには、経済資本だけでなく人的資本、知的資本、社会関係資本といった様々な“応援資本”を集積することが不可欠です。私たちは企業・自治体・アカデミア・市民など多様な主体のハブとなり、 資金だけでなく人材・知見・ネットワークといった応援リソースへのアクセスを可能にします。 協働で助成や事業を推進するため、年1回のギャザリング、ワーキンググループ設置 、研究会/勉強会の開催などをリード。 異なる分野や地域の人々が出会い、学び合い、共創しあう“創発の場”を目指します。
創出された事業を、点ではなく線にする。そのためには活動の成果や課題、現場で得られた知見を蓄積し、発信することでロールモデルを生み出すことが不可欠です。「ネイチャープレナー白書」など総合レポートとして発信し 単なる実績紹介を超えて社会全体への学びや政策提言を進めます。さらに、新たな挑戦者のヒントとして還元し、現場と社会をつなぐ知の循環を目指します。
当財団の設立趣旨にご賛同いただき、活動を応援してくださる賛同人の皆様をご紹介します。
企業・地域・アカデミアなど様々な分野でご活躍の皆様との協働を通じて、社会に開かれた公益性の高い場を創造していきます。