活動概要
島根県東部を流れる斐伊川の水源がある阿用地区では、そこで営まれる稲作や酪農に必要な山水が年々減少していることを背景に、令和7年6月から水源環境改善プロジェクトが始動しました。生物多様性や生態学の専門家とともに、環境土木による里山の手入れをしています。毎回、地区内外から20〜30人の人が参加し、関係人口とともに里山の自治と生物多様性を回復していく風景ができつつあります。この地で米粉製品の製造販売をしている合同会社宮内舎を軸として、新規就農者やゲストハウス、都市部の企業などとの連携の可能性も見えてきています。
この流れを持続的なものとして育てていくためにも、地元住民と関係人口がともに能動的に里山に関わりながら、水環境と生物多様性が長期に渡って改善していくプロセスをデザイン(建築物や土地利用の設計を含む)していきます。能動的な土地との関わる仲間が増えることで、自然資本と人がえすこ(出雲弁で”ちょうどいい”状態)に循環する暮らしが、自律分散的に営まれている集落モデル「えすこビレッジ(仮)」へと育っていく未来を目指します。

活動フィールドの特徴
斐伊川上流域の水源地で、かつては古事記に「八雲立つ出雲」と詠まれたほど多量の水分を蓄えていました。里山ではかつてたたら製鉄が行われ、その薪炭材として利用された広葉樹が多いものの、現在は戦後の植林によるスギ・ヒノキや、竹が密生して多様性が失われているエリアが見られます。下流で富栄養化した宍道湖・中海に繁茂する水草を、肥料として阿用地区の畑で活用し、上流と下流の好循環にも取り組んでいます。雲南市に特徴的な「小規模多機能自治」を阿用地区振興協議会が担っており、とくに米づくり体験を軸とした関係人口づくりを、上記宮内舎や新規開業したゲストハウスとともに企画運営しています。
フェローへのメッセージ
生物多様性の改善と、共創・総働による地域づくりとをかけ合わせて、プロジェクトデザインをしてくださる方の挑戦をお待ちしています。プロジェクトの初期段階ですので、調査とそれに基づく関係者とのディスカッションを主体的に進めるとともに、今後のプロセスにとって梃子の効くポイントに関わるデザイン提案をしてもらえるとありがたいです。
活動拠点や施設について
・宿泊場所・滞在拠点は小俣宅のゲストルームまたはGuesthouse IKIRUでの滞在となる予定。
・食事環境は、車で5分または15分ほどのところに飲食店・コンビニがあります。関係者で共同調理をして食事をする機会もあると思います。
事前登録・エントリー
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