活動概要
千葉ニュータウン地域では、データセンターや物流倉庫などの開発が進む一方で、谷津、農地、雑木林、湧水地などの自然環境が、雨水の浸透や地下水涵養、防災、生物多様性、景観、暮らしの快適性を支える重要な基盤となっています。しかし、こうした自然の価値や役割は、行政、企業、市民、研究者の間で十分に共有されておらず、開発、保全、管理が個別に進みやすいことが課題です。
こうした状況を踏まえ、現在、印西市・白井市周辺を対象に、産官学民が連携して地域の自然を活かす仕組みとして、LMC(ランドスケープ・マネジメント・センター)の立ち上げに向けた準備を進めています。LMCは、地域の行政計画や方針とも接続しながら具体的な制度設計や運営体制の検討が進められており、行政の負担金による運営支援も見込まれるなど、構想にとどまらない実装段階に入りつつあります。
今後は、地域の将来ビジョンづくりや自然環境の見える化に加え、公共施設での雨庭の導入、谷津の再生活動、農業者と連携した耕作放棄地の新たな活用などを進め、自然を活かした地域づくりを継続的に支える仕組みへと育てていくことを目指しています。

活動フィールドの特徴
主な活動フィールドは、千葉県北総地域、特に印西市・白井市を中心とする千葉ニュータウンと、その背後に広がる印旛沼流域です。下総台地に刻まれた谷津、斜面林、農地、湧水、小河川が印旛沼へとつながる水循環が地域の基盤をなし、かつての牧や野馬土手に象徴される北総らしい歴史文化も残っています。ニュータウン由来の新しい住宅地と旧来の農村的な地域が併存し、新旧住民や行政、企業、市民団体、研究者が交わる余地がある一方、地域ごとの距離感や課題意識の違いもあります。
さらに、耕作放棄地の増加、有害鳥獣被害、太陽光発電施設やヤード開発を含む土地利用の変化が進んでおり、自然と暮らし、地域経済の関係を流域全体で捉え直す必要があるフィールドです。だからこそ、多様な主体が連携し、自然を守るだけでなく、耕作放棄地の新たな活用やグリーンインフラの実装を通じて、地域の将来像を具体的に形にしていける可能性がある地域です。

フェローへのメッセージ
この活動は、現在まさに立ち上げを進めている段階にあります。そのため、決まった形に乗るのではなく、一緒に考え、試しながら活動をつくっていける方を歓迎します。市民団体、農業者、行政、研究者、企業など多様な人と関わりながら、新しい実践に前向きに挑戦したい方とご一緒したいです。
活動拠点や施設について
活動拠点は、現時点では印西市・白井市全域を想定しており、行政施設や現地フィールドを組み合わせながら活動を進める予定です。北総線やJR成田線(木下駅周辺)などを通じて都内からのアクセスは比較的良く、日帰りでの参加もしやすい地域です。
一方で、実際の活動は市街地だけでなく、谷津、農地、雑木林、調整池周辺などの屋外フィールドにも及ぶため、内容に応じて市内・地域内での移動が発生し、車での移動が中心となる場面もあります。宿泊場所については、駅周辺のホテルや都内を含め、フェローの活動内容や関わり方に応じて個別に調整する想定です。なお、滞在拠点については、現時点では各自でご用意いただくことを基本としています。
事前登録・エントリー
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