活動概要
1681年から続く農家の9代目として、能登で農産物をつくっています。(有)川原農産の考え方は、人も作物も土壌もすべて同じ流れの中にあるということ。
人は食べた物でできており、食べ物のバランスが悪いと免疫力は低下し体を壊し、薬が必要になってしまいます。食べ物のバランスが良く、免疫力が向上すれば薬は不要となるはずです。作物に置き換えるならば、作物は根から吸収したものでできており、吸収したものが悪ければ自己免疫力は低下し、病害虫に侵されやすい体となるから、農薬が必要になります。
山を見た時、誰もそこに肥料も農薬も撒いていないのに、毎年青々と育つ植物がそこにある。それを田畑に応用しているのが、川原の取り組むファスティング農業です。さらに、農薬や肥料が高騰しているいま、それらを使わないことはそのまま農家の収益向上につながるのです。
また、担い手不足を乗り越えるため、震災前からファームシェアリングにも取り組んできました。作物も土壌もそれぞれが生命体。各々が良い状態を作り出す事が重要だと考えています。人にも、作物にも、土壌にも、全てに善いを目指す。それが川原農産が向かう道です。

活動フィールドの特徴
主なフィールドとなる輪島市町野地区は、2024年1月1日に発生した能登半島地震と9月21日に発生した奥能登豪雨で大きな被害を受けた地域です。
世界農業遺産として先進国で最初に認定された「能登の里山里海」は、人の手を入れることによってより豊かな生態系を育むという世界に誇るべきシステムですが、それが、いま危機に瀕しています。農地を後世につなぐだけでなく、人類がある限り、生きていくために必要な「食」を支える役割を担っていると考えています。
度重なる災害で、地域を離れた人も多いですが、逆に能登に可能性を感じてくれて新たに移り住む人たちもいて、いろんなプレーヤーが混ざり合い、未来に向けた挑戦が日々生まれています。特に、能登で活動する若者たちのネットワークが生まれているワクワクするフィールドです。

フェローへのメッセージ
人が自然と共に創り育んできたのが「里」と言う環境だと思っています。その里には生きる為に命を育み頂くと言う農林水産業が身近にありました。
その里の仕組みは戦後のGHQの農地開放に始まり、高度経済成長によって地方から都市へと人が流れ、経済と言う概念が大きい社会にのまれ、どんどん廃れていってしまいました。地方に残るよりも、都市部でお金を稼ぎより暮らしやすい環境で子育てし、裕福に老後を過ごす事を多くの国民が選んだ結果、地方は少子高齢過疎が進み、里の機能が維持しにくい環境に追いやられていました。
奥能登は令和6年の二度にわたる激甚災害を浴びた事から、更に里の機能が崩壊するところへ一気に加速してしまいました。
しかしながら、この経験が私に里の重要性を気付かせてくれました。
里と言う機能があったからこそ、そこで農業と言う営みが継続継承されてきた。
里が無ければ、継続継承が困難な営みが、農林水産業とも言えます。
だからこそ川原農産はこの里を創る事を村創りとし、その村々が集まり小さな國が創られて小さな地方自治が始まり国民の手で国民が守り育てる、日本全国の僻地の再建再興に活用できるロールモデルを生み出せる実験ができる環境が奥能登であると思っております。
失われ尽くした能登だから、他に先駆けて里の機能を失った奥能登だからこそ、創造できる事がある。
可能性を具現化できる奥能登へ是非お越しください。
活動拠点や施設について(随時更新)
①活動場所
輪島市町野町佐野の川原農産事務所を中心とした川原農産が管理する農業用施設及び農場
②滞在場所
鳳珠郡能登町鴨川にある滞在施設
カプセルホテル風に仕切られた男女別々の部屋(最大6名の相部屋)で寝ていただきます。
あるもの
・寝具
・洗濯機
・お風呂
・トイレ(和式1)
・キッチン
・冷蔵庫
・調理器具
・プロジェクター
ないもの
・アメニティー
農業ボランティアや農業ワーケーションなどで活動する人達とも共同利用する環境となります。
③食事環境
晩御飯は一緒に作ったり大部屋で一緒に食べたりし、朝ごはんは各自自由、昼ごはんはおにぎり2個提供しています。
④移動手段
公共交通機関が少ない為、レンタカー等、車をご準備ください。車ないしはバイクが無いと不便です。

事前登録・エントリー
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