活動概要
ミドリク(Midriq)は、「テクノロジーを活用し、人と社会と地球をエンパワーメントする」ことをミッションに掲げ、
自然資本の「可視化」・「価値化」・「維持管理の省力化」を支援する会社です。

森林や里山、河川、草原、都市の緑地などの自然環境は、私たちの暮らしや社会を支える重要なインフラでもあります。洪水流出の緩和、地下水涵養、CO₂固定、生物多様性の保全、暑熱緩和、人間の精神的・肉体的健康や、住環境の快適性を生み出すなど、社会にとって重要な機能を担っています。
一方で、その価値はあまりに当たり前の存在であるため見過ごされがちであり、複雑で理解や扱いが難しいこと、また目に見えない価値であることも多く、その機能や価値が十分に評価されていない場合も少なくありません。

また、自然空間は概して、不定形・未整備な場所が多く、維持管理の面でも行政機関や民間企業、地域住民において、効率性や安全性に課題を抱えているケースもよく耳にします。
特に広大な自然が残る地域においては、過疎化や人手不足が深刻化しており、結果として、獣害の増加や土砂災害の増加に繋がり、暮らしの安定や安全性が脅かされかねません。
そこで、我々はこれらの課題解決をするべく、AI(生成AI・Spatial AI・Physical AI)や人工衛星・ドローン・ロボティックス・デジタルツイン・環境DNA、各種センサ等の先端テクノロジーを活用して、
・自然の状態・自然の持つ科学的機能の可視化
・自然の空間的・視覚的可視化(3DCGによるビジュアル表現 / デジタルツイン開発)
・自然の価値の見える化・生産品のマーケティング支援
・自然のインフラ(グリーンインフラ)や、それらを取り巻くインフラ(グレーインフラも含)の維持管理の省力化
をサービスとして提供しています。
当社のサービスの提供エリアは全国各地および海外にも及びますが、本プロジェクトでは、「荒川流域」を主な対象フィールドとしてフェローを募集します。
ミドリク(Midriq)では、これまで荒川流域において、並行して複数のプロジェクトが走っており、上流域に位置する秩父市や、中下流域の熊谷市、さいたま市、東京都の自治体等と連携し、自然資本やグリーンインフラの可視化に関する技術支援、自然資本の価値を生かしたブランディング・マーケティング支援(自然資本価値の流通支援)、ドローン・ロボットによる維持管理の省力化支援を行なっています。
荒川流域の山林から里山、都市へとつながる流域を一つのランドスケープとして捉えた技術実装・価値の流通を促進し、上流・中流・下流の流域内外で、「知見」・「人」・「資金」が循環する新たな「テクノロジーを活用した流域モデル」の実装を進めています。

活動フィールドの特徴
当プロジェクトの主な活動フィールドは、秩父市をはじめとする「荒川流域全体」となります。(希望エリアと弊社のプロジェクトエリアが重なる場合は他地域のプロジェクトへのアサインの可能性もあります。)

荒川は、その名の由来が「荒ぶる川」とされるように、古くから洪水を繰り返してきた河川で、秩父山地に源を発し、関東平野を経て、東京湾へと流れ出る流域面積約2,940km²を有する河川です。こうした流域特性を背景に、堤防や放水路などの治水インフラ整備が進められてきましたが、近年ではそれらとあわせて、森林や河川空間など自然の機能を活かした形で流域管理の実践も進んでいます。
上流域では、秩父地域の森林整備地区を対象に、ミドリク(Midriq)が技術支援として入り、ドローン・SLAM(LiDAR)による、森林の三次元データ取得による森林毎木調査・管理の効率化、CO2固定量の算定、独自のドローン採水型環境DNA調査による対象エリアの生物多様性データの解析などを通じて自然資本の状態を把握しました。

また、流域水循環モデルにより、森林整備による水源涵養機能、洪水流出抑制、土壌流出低減などの効果を定量的に評価する取り組みを進めています。
林業教育(自伐型林業等)・環境教育・観光集客を目的に、ミドリク(Midriq)のSpatial AI技術を活用した整備前・整備後の森林デジタルツイン(Midriq Forest Digital Twin)を開発しました。現場で取得したデータを基に森林空間を自動的に三次元化し、樹木構造や地形、林内空間の状態をデジタル空間上にリアルに再現しています。



このように構築したデジタルツインは、単なる再現にとどまらず、森林整備の効果や水の流れ、生態系の変化などを事前に検討するためのシミュレーション環境としても活用することができます。
さらに、このデジタル空間で検証した内容を実際の森林管理や現場作業に反映していく Sim2Real(Simulation to Real:仮想空間上でのシミュレーション結果を現実世界の実装につなげるアプローチ)の取り組みも進めています。この結果、森林調査・森林管理をロボットによって無人化・省力化することを目指しています。
中下流域では、公園や街路樹などの都市緑地による暑熱緩和効果の評価や、3次元計測・公園デジタルツイン(Park Digital Twin)の開発による公園管理DXも進めています。

最上流域に位置する埼玉県秩父市、中下流域の熊谷市・さいたま市、また下流域の東京都内の自治体など複数のプロジェクトが進行しているため、そのいずれか、あるいは、複数エリアにまたがるプロジェクトへのアサインが想定されます。
フェローへのメッセージ
本プロジェクトでは、荒川流域を対象に、先端技術を活用し、森林から里山、都市へとつながりを可視化していきながら、自然資本の価値の流通や、ドローン・ロボットを活用した維持管理のDXに取り組んでいただきます。
今後、荒川流域の自治体と各地域の課題に応じたプロジェクトを進めながら、「点」での取り組みを「線・面」へと広げ、流域全体のモデルへ発展させていくことを目指しています。
また、この取り組みは日本国内にとどまらず、海外への展開も視野に入れて進めていきます。
本プロジェクトでは、当社のミッションへの共感と、次にあるような分野に関心や経験を持つ方の参加を歓迎します。以下に、合致する場合は、是非一緒に、プロジェクトの推進をしていきましょう。
*必須条件
・ミッションへの共感
ミッション:「テクノロジーを活用して、人と社会と地球をエンパワメントする」
テクノロジーは、そのものを活用することが目的ではなく、人と社会を豊かにするため、あるいは、人と社会と自然の関係をより良い状態にするための手段として位置付けています。
・フェローに求める関心テーマ(いずれかに当てはまる方)
└ テクノロジーを活用した科学的・空間的な自然資本の可視化に関心がある
└ 地域の持つ自然の価値の流通・自然由来の生産品のブランディング・マーケティングに関心がある
└ テクノロジーを活用した自然の維持管理手法の開発・実装に関心がある
*推奨条件(いずれかに当てはまる方)
① GIS/点群解析・モデリング・ソフトウェア開発経験がある
#GIS解析 #リモートセンシング #点群データ解析 #3Dモデリング #デジタルツイン開発
② ドローン・ロボティクス開発経験がある
#ドローン・ロボット制御、自動航行システム開発 #ROS・SLAM、センサー統合など不整地環境での自律化技術開発
③ SNS運用・動画クリエイティブ制作経験がある
#動画クリエイティブの撮影・編集
④ 企画・計画・調整・プロジェクトマネジメント(PM)経験がある
#企画書作成 #自治体・研究機関との調整 #プロジェクト計画・推進
活動拠点や施設について
主な活動拠点は、秩父市を中心に、荒川流域各地(埼玉、都内含)です。
最上流域の秩父市についても、東京都心から車で約1〜2時間、池袋から西武池袋線特急で約80分とアクセスも良く、首都圏勤務の方でも参画しやすいのも本プロジェクトの特徴となります。(渋谷にも勤務場所はあります)
事前登録・エントリー
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